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2015年4月14日 (火)

MOVERIO BT-200を光学シースルー型ARグラスとして利用するためのヒント

MOVERIO BT-200を光学シースルー型ARグラスとして利用するアプリをUnityで開発するためのSDKには、以下の2つの選択肢があります。

オリジナルアプリを開発するために、まず最初にやることは、サンプルプログラムをビルドして、実行することです。いずれのSDKも、現在のところ、Windows OSでは、32ビット版のUnity5にしか対応していないようですから、ここでは、32ビット版を使います。

Vuforia場合、上記サイトからUnityのサンプルアプリをダウンロードして、
プラットフォームをAndroidとしてビルドすれば、問題なくapkが作成されます。BT-200をUSBデバッグできるように設定するのは面倒なので、私の場合は、PCにBT-200をUSB接続して、生成されたapkを直接適当なフォルダにコピーし、ESファイルエクスプローラーのようなファイルマネージャを使ってインストールしています。
(注:BT-200は、ESファイルエクスプローラーのようなMOVERIO Apps Marketで提供されていないアプリは、Amazon App StoreAPK Downloaderなどを使ってインストールできます。最近、Moverio Apps Marketから、MovExplorerというファイルマネージャがダウンロードできるようになりました。)
生成されたサンプルプログラムを実行する前に、上記サイトから「Calibration App」をダウンロードして実行し、下記サイトに記述されているように、指示に従ってキャリブレーションプロファイルを作成しておく必要があります。

Metaioの場合、Metaio SDKをインストールすると、下記フォルダに
 C:\Users\[username]\Documents\metaio\Metaio SDK 6.0.2\_Unity
サンプルプロジェクトのフォルダ「Example」があるので、このフォルダをUnityのプロジェクトしてオープンします。豊富なサンプルがこの1つのプロジェクトにまとめられていますが、目的のBT-200用のサンプルsceneは「TutorialStereoRendering」というフォルダに収められています。なお、いくつかのサンプルを実行している映像は下記Webnarの前半部分で見ることができます。顔認識や円などの輪郭による追跡などの他のサンプルも面白いと思います。



Vuforiaと同様に、ビルドすればapkが生成されると思いましたが、残念ながら、Vuforiaのようにはすんなりapkを作成することができませんでした。まず、下記サイトに記述されているように、
Unity5(32bit版)の起動オプションに
 -force-opengl
を加えて、レンダリングをOpenGLベースにして起動する必要があります(デフォルトは、DirectX)。つぎに、Build SettingsでプラットフォームをAndroidに変更してビルドすると、
 "Found Plugins with same names and architectures ....."
といようなエラーメッセージが出ます。「x86」と「x86_64」のプラグインにあるDLL名が重複しているということらしいので、「Project」ペインの中にある「Assets/Plugins/x86_64」フォルダを削除してしまいます。これで、このエラーメッセージはなくなり、apkが生成されます。ところが、このapkをBT-200にインストールしてサンプルアプリを立ち上げても、映像が何も映りません。そこで、Metaio helpdeskで調べたところ、C#スクリプト「metaioDeviceCamera.cs」の61行目の
   #if UNITY_IPHONE
  #if UNITY_IPHONE || UNITY_ANDROID
に修正すればよいということがわかりました。修正後、ビルド・インストールし、BT-200を3Dモードにすれば、無事サンプルが実行されます。
Vuforiaと同様、Metaioの場合も、Google Playから「Metaio Toolbox」をダウンロードし、下記サイトに記述されているように、キャリブレーションを行っておく必要があります。

2つのSDKのサンプルを比較してみると、キャリブレーションを行う手間も精度もどちらも同程度だと感じました。強いて言うなら、Metaioの方がキャリブレーションの際の位置合わせが若干やりやすいかなと思いました。

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